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マイルCS (ほぼ)全頭考察

※あくまでも個人の主観です。こういう考え方もあるんだな程度でお読みください。

 


確固たる逃げ馬不在のため、スロー展開濃厚

差し、追い込み馬有利か

内枠有利のバイアスあり

 


アルアイン(父ディープインパクト)

年内に芝2000m以上の重賞馬券内実績あり(2015年以降毎年連対)

前走は枠順が決まった時点で鞍上の北村友から「この枠は厳しい」というコメントもあり、始まる前から勝負あったという風にも感じられた大敗。一つ可能性を見出すとすれば、ダメージを少なくし今回に賭けるため、敢えて抑えたかもしれないということ。

正直なところ、馬の能力が衰えたための大敗とは思えず、昨年3着のこの舞台では軽視はできない。きちんと走った上での大敗はディープインパクト産駒としては怪しいが。

大外枠を引いた時点でどうにもできなかった鞍上から、短期来日ジョッキー:ムーアへの乗り替わりも怖さはある。

内枠寄りでの好走が目立つ馬であるため、せめて1桁馬番は引きたいところ。

 


・インディチャンプ(父ステイゴールド)

前走毎日王冠で上がり3F2位以下(0-0-1-17)

安田記念の勝ち馬だが、上位人気2頭がスタートで不利を受けたことも含め、展開に恵まれたという印象は否めない。

近走は左回りに良績が多く、右回りG1でどれほどの力を出せるのか不安を感じる。

さらに主戦騎手の福永が騎乗停止となったため、代役の池添での出走となる点が気がかり。

人気にはなりそうだが、軸や対抗にできるほどの信頼度があるかは疑問。

外枠だと怪しい。

 


ペルシアンナイト(父ハービンジャー)

前走毎日王冠で上がり3F2位以下(0-0-1-17)

昨年の同レースアタマ差の2着→レース適性あり

毎日王冠4着、札幌記念5着と惜しい競馬が続くが、今年馬券内に入れていないのをどう見るか

 


・ダノンキングリー(父ディープインパクト)

年内に芝2000m以上の重賞馬券内実績あり(2015年以降毎年連対)

前走の毎日王冠では、出遅れながらも驚異的な末脚で一気に捲り1着。倒した相手のアエロリットは天皇賞秋で3着になっていることからも、強い相手を強い競馬でねじ伏せたと言える内容であろう。

ただし、新馬戦から全てのレースで騎乗してきた主戦の戸崎が怪我により今回騎乗できず。テン乗り横山典は怖さはあるが、この馬を熟知している騎手で臨めなかったのは痛いか。

それにしてもこの馬、6戦全て馬体重450kgか454kgで出走しているのは厩舎の調整が上手いからか。

 


・ダノンプレミアム(父ディープインパクト)

年内に芝2000m以上の重賞馬券内実績あり(2015年以降毎年連対)

休み明け2走目(2-0-0-0)

G1では朝日杯FS以来馬券内にも入れず、G2番長と言われていた馬だったが、前走天皇賞秋でようやく力を発揮できたか2着を確保。

今回は自己条件である1600m。安田記念で競馬をやめてしまったため、未だ未知数な部分はあるが、今回も力を発揮できれば前走以上の走りができるかもしれない。

気になるのは前走のダメージか。調子を持続できているようなら買い目には必ず入れたい。

川田×ダノンのG1成績はなかなか悲惨で頭で買うのは躊躇われるが。

 


・レッドオルガ(父ディープインパクト)

左回りで買い続けたい馬。

自己条件での出走待ち。

 


・レイエンダ(父キングカメハメハ)

前走富士SはG3ながら豪華メンバーの中2着を確保。力を見直すべきではあるが、今回は右回り。右回り実績は中山でのG2セントライト記念2着があるが、メンバーを見渡しても強いと思える馬がいない。今回はG1であり、メンバーも強くかつメイチ仕上げで来ている馬が多いはず。良くてG2レベルの馬という評価で留めておきたい。

東京新聞杯で騎乗した北村宏が「強くあたりすぎると馬の機嫌を損なってしまうので大外枠スタートは厳しい要因」と語っていたため、今回も大外枠であれば切っても良いかもしれない。

 


・モズアスコット(父フランケル)

昨年が安田記念1着→スワンS2着からの同レース出走で13着。ただし、終盤で不利を受けており、それで勝ち馬から0.5秒差はそこまで悪くないように見える。今年も安田記念毎日王冠スワンSからの出走で、ここを狙ったローテーションかと思われる。

ただ昨年はルメール騎乗。今年はテン乗りの和田という点や、昨年1着だった安田記念で6着に敗れている点、毎日王冠で今回出走のダノンキングリーやインディチャンプ、ペルシアンナイトに負けているという部分で評価を下げざるを得ない。

 


・クリノガウディー(父スクリーンヒーロー)

関西圏の方が走りそうな馬ではあるが、実績も乏しく、このメンバーでは軽視が妥当か。主戦の戸崎から藤岡佑への乗り替わりは先週のクロコスミアでは見事に応えて見せたが、今週はどうか。

内枠を引けば、押さえておいた方がいいだろう。

 


・プリモシーン(父ディープインパクト)

関西圏での実績がないのが気がかり。

牝馬限定戦とG3、特に左回りでは何らかの印は回したい。

 


・マイスタイル(父ハーツクライ)

G1で通用する力があるかというところだが、逃げ馬不在のメンバー構成でこの馬が前に行ける可能性がある。楽に逃げての逃げ粘り3着はあってもいい。

 


・ダイアトニック(父ロードカナロア)

京都1600mで好走率が高いロードカナロア産駒。

エリザベス女王杯を制したスミヨンが乗るのは怖いが、良績は1400mに集中している。自己条件は1400mで間違いないだろう。自己条件ではない1600mのG1で通用するのかどうか。過剰人気感は否めない。

好走には外枠が欲しい。

 


グァンチャーレ(父スクリーンヒーロー)

今年と去年のレース選択を見ると、2年連続でスワンSマイラーズCを走っている。両レースの共通点は京都であること。その他のレースを見ても京都での出走が多く、何らかのこだわりが見える。

今回は満を辞してその京都でのG1出走。

前走は5着に敗れているが、直線で詰まったためのものであり、その他のレースぶりを見ても安田記念で0.2秒差の4着、マイラーズCでダノンプレミアムに0.2秒差の2着、キャピタルSではタワーオブロンドンを下している。前走の負けからかあまり人気しなさそうだが、今年のスワンSがここを見据えた叩きだと考えた場合、好勝負が期待できるのではないだろうか。

 


・カテドラル(父ハーツクライ)

前走は出遅れが響いたが、この馬は何度も出遅れがあり、それを考慮すべき馬。まずはスタートで出られるか、そしてそこから通用する馬なのかを考えなければいけない。

NHKマイルではアドマイヤマーズに0.1秒差の3着。脚を伸ばせる位置取りと後ろからの馬に有利なバイアスがかかるなど展開を味方につける必要はあるだろう。

初騎乗だが京都巧者の武豊が上手く導けるか。